2022年10月8日~10日に開催されるDignity2.0国際カンファレンスのプレイベント第5弾の、赤平市の植松電機さんのロケット作成とロケット飛ばしのイベントに参加してきました。
植松努さんのスピーチ
TEDxSapporo(約20分)で有名な植松努さんの肉声を聴くのは本日4回目になります。
とってもお話上手ですし、前回の3回よりも内容がバージョンアップされておりました。
より深くこころに刺さった気がします。
いまの学生さんのお話で「自分には夢がない。やりたいことが見つからない。」という趣旨のお話がありました。
「これ、いまの自分にも言えることじゃない?」と強く思いました。
いま現在、絶賛仕事探し中の私にもグサリと心にクギが打ち込まれたような感覚を覚えました。
この先、「どんな自分になって、何をするか?」を真剣に考えなくてはならないと感じました。
夢がまったくないわけではないのですが・・・
私は長年勤めた会社で、2010年4月に5人で社内SNS上に「質問すると誰かが答えてくれるかもしれない場」を作りました。
それから約10年間、運営チームリーダー(自称コミュニティ・マネージャー)としてチームを束ねていました。
私が退職するころには1600人以上の社員がメンバーとして登録してくれる場となっていました。
メンバー登録しなくても情報源にはたどり着ける場にしていたため、利用している社員はもっともっと多かったはずです。
また、あのように活発な場を作っていけたらいいなぁ、と思っておりますが・・・、
「いまの自分では何もできない」と思ってしまっていました。
そんなとき、このスライドが目に飛び込みました。
夢を語るといろいろな人が「どーせむり」というアドバイスをくれるとのこと。
しかもそのアドバイスをくれる人は、「やったことがない人」がテキトーに発していることが多いそうです。
「自分の中の夢はどんどんしゃべろう」と植松努さんは言います。
どんどんしゃべってアウトプットして、その夢の実現に近づく方法を探るべきだとおっしゃっていました。
それから「やりたいことは、やったことがある人と仲良くすればできる!」と、力を込めておっしゃっていました。
全部は書けませんが、とにかく今の私にはグサグサくる言葉のオンパレードでしたぁ。
ロケット作成
植松努さんのスピーチが終わり、ロケット制作の時間になりました。
ロケット作成方法の概要説明が始まると身構えていたとき、植松努さんから「ではロケットを作ってください」と・・・
一瞬沈黙がありました。
「説明書を見ながら、わからないことは隣をみたり、わからないっていってくれたらサポートします」とのことで・・・、ほぼ説明無しでロケットづくりがスタートしました。
設計図とロケット素材の「紙?(だと思う)」と接着剤などを前に、チーム5人(男性2名、女性3名)で・・・
「これって難しそう」
「自分たちにもできるのか?」
と少々困惑していました。
作成時間は1時間の予定なので迷っている時間はない・・・、相談した上で1工程ずつ進んでいこうというお話になりました。
ロケットの紙?を定規の角のないところでこすり、丸めて接着剤をつけていく。
接着剤の乾くスピードがかなり早い・・・
まごまごしているとすぐ固まってしまいそうだ・・・
少々あせり気味に接着していく・・・
それぞれのロケットのパーツ同士を接着していった。
結構、ビタビタに設計されているため、パーツ同士を接着する作業は難航していた。
なんとか前半分と後ろ半分を作り終え、尾翼もつけた。
パラシュートを一旦ひろげてから、わざとクシャクシャにする作業を実施。
ここでクシャクシャにした分だけ、落下時にパラシュートが開きやすくなるとのこと。
パラシュートにお絵かきすると落下時に見栄えがいいことを知り、デザイン開始。
「クシャクシャにする前に描けばよかったね」との声も上がったが・・・
「後の祭り」である。
絵心がない私は「うら」とニックネームを記載させていただきました。
インクをよく乾かしてから、説明書通りにパラシュートをたたむ。
ロケットエンジンが逆噴射したときにパラシュートが燃えないようにする隔壁のようなものとともに収納して完成。
1時間以上かかってしまいましたがとりあえず完成しました。
ロケット発射
全部で5チームが2メートルくらいのロケットを作り終え、発射地点へ移動しました。
最初は子どもたちが作った小型のロケットを飛ばすこととなりました。
火薬のトラブルか何かがあったらしく、植松努さんご本人がご対応されて、準備OKです。
「5秒前」
「4」
「3」
「2」
「1」
「発射ー!」
「プシュー」という発射音とともに上空へ舞い上がる2機のロケット・・・
発射速度は時速200キロだそうで、舞い上がるスピードが早かったです。
子どもたちが一人一個のロケットを自力でつくったとは、すごいと思いました。
お次は、サイズが大きくて複雑かもしれない2メートルのロケットの発射にうつります。
われわれ5人のチームのロケット発射は3番目だったと記憶しています。
代表者の方がロケットを大事そうに抱えて発射台へ向かっていきます。
火薬をロケット下部に仕込んで、発射台へセットするのは植松電機さんの女性の方が実施。
女性だけどすごいなぁと思いながら拝見しておりました。
セットが完了し、発射ボタンの前に移動した代表者さん。
「5秒前」
「4」
「3」
「2」
「1」
「発射ー!」
「プシュー」という発射音とともに上空へ舞い上がるロケット・・・
iPhoneでビデオ撮影していたのですが、上空へ舞い上がるスピードが早すぎて画面から消えるという撮影能力の無さ・・・(上記の動画は別の方が撮影してくれていたものを拝借いたしました)
上空でロケットが2つに分離されました。
「(パラシュートよ)ひらけーー!」
願いは通じ、「パーッ」と広がったパラシュートがゆっくりゆっくり落下してきます。
発射角度もほぼ垂直だったし、到達点もほかの4チームよりも高く上がった気がします。
パラシュートも無事に開き、チームメンバーと「本当によかったね!」などと、ろうをねぎらいました。
まぁ、どこのチームも「うちが一番」と思っているのでしょうが・・・(汗)
感想
以前、講演会に3度あしを運んでいたけれども、植松努さんの工場へ行ったのは初めてでした。
工場は滝川市から赤平市へ入って間もない場所にあったような気がします。
ひときわ目を引くのが無重力実験装置の鉄塔ですね。
到着直後に撮影した写真を掲載させていただきます。
とても大きいですね。
世界中に3個しかない無重力実験装置だそうです。
しかも大きさは世界第2位だそうです。
北海道に世界2位の施設があったとは知らなかったです。
もっともっと宣伝してもいいのになぁと思っちゃいました。
今日は本当に参加してよかったと思っています。
2022年10月9日にニセコで「尊厳ロケット教室」 飛ばそう!尊厳ロケット「宙船1号」 ニセコからシン未来に願いを込めてというイベントもあるようなので、申込みしなくっちゃーって思っているところです。
定員がありますので、ご検討されている方はお早めにお申し込みくださいね。
番外編:三笠市の道の駅での出来事
楽しいひと時を終え、帰路についた4人は、三笠市の道の駅(北海道内1番目に設置された道の駅)によりました。
とっても新鮮なお野菜を購入しました。
とうきび3L 108円
ししとう80円
ミニトマト(ミックス)100円
おくら120円
アロニア300円
ミニトマトは約15個くらいはいっている赤色のものをチョイスしていたのですが・・・、購入後に黄色と赤色が1対3くらいの割合で入っている袋を発見しました。
「あー、こっちのミックスされたミニトマトにすればよかった」と心の声が漏れ出たら・・・、なんとレジのオバサマが「同じ生産者の袋ならば交換してもいいよ」という天の声。
「ほんとにいいんですか?」と言いつつも手はミックスのミニトマトへ・・・
嫌な顔ひとつせず、まさに「神対応」でした。
みなさんも三笠の道の駅によったら新鮮なお野菜を購入しましょう。
お腹が空いていたので一番奥にある左手のお店で、鶏めし弁当を購入しました。
とっても美味しい鶏めし弁当でしたが、カメラにおさめるのを忘れてしまい、お写真はございません。
欲を言えば、鶏肉の量がもうすこしだけ多いと、もっともっと美味しくなると思いました。
本日、車を運転してくださっていたオジサマが買った「おいなりさん」もおそすわけしていただきました。
おいなりさんは、昔、私のお母さんが作ってくれた味にとても良く似ていて、既製品では味わえない甘じょっぱいお味でした。
「なつかしい味」といった方がいいかもしれません。
そのオジサマが7年位前に北海道内にある道の駅を完全制覇したことがあるというお話を聞きました。
当時の道の駅の数が「151個」だったそうです。
「あれ・・・、それって1-5-1じゃないですか?」と私が言うと、
オジサマは「本当だ。1-5-1だね。俺7年前くらいに1-5-1に出会っていたんだ。なんか涙出そうになった。」とおっしゃいました。
「この話を今日、気がついて、しかも北海道内の道の駅の第1号である三笠でこの話をしているってすごくないですか?」
と、とても盛り上がりましたぁ。
そろそろ帰ろうかと考え始めていた頃、一人の女性が「ソフトクリーム買おうか迷っているんだよね」とおっしゃいました。
「まよっているなら買ったほうがいいとおもう」と私は即答しました。
なぜなら私も食べたくなってきたからでもありました。
みんなで、バニラのソフトクリームをすることになりました。
シロップの種類がいろいろあったのですが、私はオーソドックスなバニラソフトクリームを食しました。
購入直後にフリースペースへ移動し写真を取ろうとしていた短時間で上のニュっとなっている部分がとけてきてしまいました。(汗)
とってもクリーミーで濃厚だけど、それでいてさわやかなソフトクリームでしたぁ。
番外編2:コメダ珈琲のシロノワール
札幌に入って解散間近になった頃、会話の中で「シロノワールが美味しい」という話になりました。
私は初めて聴く「シロノワール」という単語自体にイメージがまったくなかったです。
「シロノワール?ってなんですか」
と聴くと優しく「コメダ珈琲にあるパンみたいのにソフトクリームが乗っているもの」と言葉で説明されました。
過去に経験していない私は、まったくイメージが追いつかず苦戦していると・・・、後部座席で隣に座っていた女性がgoogle検索してくれ、写真を見せてくれました。
「これは奇抜な組み合わせだ」とおもいつつも、「食べてみたい」と声を発していました。
東札幌のrasoraのそばにあるコメダ珈琲へ立ち寄ることとなりました。
「そういえば先程、ソフトクリーム食べたばっかりだったなぁ」と思いつつも、「あれは3時のおやつ、シロノワールは晩御飯にしよう」と自分の中で言い訳を作っておりました。
シロノワールセット(ミニシロノワール+ブレンドコーヒー)を私は頼みました。
ミニということは大きいのもあるようです。
カロリーが気になった私はミニで十分と判断しました。
自分で写真をとったはずだったのですが、保存されていなかったので、ググってGetした写真を2枚。
「これは一体なんなんだろう」、下はパイ生地?で暖かく、上はソフトクリームにシロップをかける。
なんと背徳感がたっぷりな食べ物なのだろう。
ミニにしてよかったとつくづく思いました。
お話もはずみ18:15ごろになっていました。
20:00から読書会があることを伝えると、程なく解散となりました。
番外編3:自宅まで送ってくださいました
菊水駅で解散になったのですが、なんとオジサマがお車で私の家まで送ってくださるとのこと・・・
ありがたや、ありがたや。
私の自宅へ向かうときにいろいろなお話をされておりました。
中でも印象的だったのがオジサマは「siriをガンガン使っている」とおっしゃっていました。
私よりも年上のオジサマから「siriをどんどん使って、AIをもって賢くさせるんだ」
「そのためのビックデータを作るためにガンガン使っているんだ」と語気を強めておっしゃっていました。
私はsiriを音声入力でテキスト化するときくらいしか使っていなかったので、なんだか敗北感を味わいました。
私の中ではITには少々自信があったので・・・、「これは負けてられないなぁ」と思い、siriを有効化しました。
菊水駅から自宅までは結構距離があったのですが、なんだかあっという間に自宅前まで到着してしまいました。
明日のイベントも参加するので、「また明日、よろしくお願いします。」
「自宅まで送っていただいたので、追加のガソリン代を・・・」
と言いかけたのですが、「いいから、いいから、また会おう」とおっしゃってくださりました。
「今日は、本当にありがとうございました。」とお伝えし、イベント終了となりました。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。